持株の資産価値が大暴落したブラックマンデー超えの株価暴落。
日経平均株価という言葉が出てくるが、少し説明したい。
上場株の取引をしたことがある人は、取引市場の指定があることはご存知だろう。
多くの場合、ここでは東証を指定すると思う。
では日経平均株価とは東証での平均株価のことを指すのか?
答えはNOである。
日経平均株価とは大証の株価を指す。
では平均株価とは、大証に上場している全銘柄の平均株価なのか?
答えはNOだ。
一般的に日経平均株価と呼ばれるのは、日経225平均株価を指す。
業種に偏りがないように、全銘柄の中から指標銘柄として225銘柄を選出して、その平均株価を求めたものが一般的に日経平均株価と呼ばれる。
日経平均株価には日経300と言う300銘柄の平均株価も存在する。
こちらの歴史は30年ほどだろうか。
新しい指標がメインとなり225は縮小されるのかと思ったが、今でも日経平均と言えば225を指す。
ちなみに、東証の平均株価はtopixだが、こちらは日経300にも及ばない。
そんなのどちらでも良いじゃないかと言われるかも知れないが、日経平均はそれ自体が取引銘柄として扱われる。
先物もあるし、オプションもあり、個別銘柄でなく、日本企業というか日本経済に値付したようなものだ。
相場師にすれば、この混沌とした状態の日本株式市場では先物もしくはオプションでの投機に走っているかも知れない。