有効求人倍率とは、職を求める人数に対する求人数の割合なので、この数値が1を超えていれば、求職者の数よりも求人数の方が多いということになる。
しかし、失業率かゼロになることはない。
憲法が保障する職業選択の自由があるから、求人かあっても希望する職でなければ人は就職しないからだ。
新卒だとか、第二新卒とかそんな言葉がある。
学生から社会人になる年齢から3年くらいまでをそう呼ぶが、一般的には大学卒業以上の学歴でしか使われないのではないだろうか。
第二新卒の年齢を過ぎると、所謂中途採用枠での転職となる。
求人企業も、第二新卒であれば新入社員教育を実施してくれるところが多いだろう。
だが、中途採用枠となると、最低限の社会人教育ができているうえで、さらにどのようなスキルがあるかで求人が大きく変化すると言っても過言ではない。
この時点で、ある程度きちんと就職できなかった場合、生涯非正規雇用に甘んじるか、収入面でかなり不利な企業の正社員になることを覚悟しないといけない。
終身雇用制の功罪はいろいろと言われるが、誰しもが自分のスキルでヒラヒラと企業を渡っていける訳では無い。
大抵多くの社会人はスキルを過信して仕事選びに失敗する。
昨今では退職代行会社に依頼して退職するケースが増えているようだが、企業側もまた然り。
リストラ代行会社が人員削減を行うケースが大きく増加することになるのではないだろうか。