議会制民主主義

自民党総裁が選ばれるにあたり、Yahooニュースのコメントでは自民党員しか投票権がないのだから関係ないといったものが見受けられた。
太平洋戦争後、日本は議会制民主主義を選択したのだからすでに80年が経過していて変えようのない制度のように捉えている。
勘違いしてはいけないのは、全ての事案が間接民主制、つまり議会制民主主義に基づいて決定されるわけではない。
いわゆる国民投票とか住民投票が義務付けられている事案もある。
身近なところで実際に国民が権利を行使している事案として最高裁判所裁判官の信任投票がある。
信任か不信任か問われても、判断基準がつけられない人がほとんどだろうから、明示的に不信任としないかぎり信任したことになる。
日本でも総理大臣くらいは直接投票で決められるようにならないと、内閣支持率なんて実効力のない数値では意味が無いと思うのだけれど。
それと、国会議員に対する不信任案動議権も国民に欲しいものだ。
地方選出の国会議員とはいえ、国政に携わるのだから立候補地域以外からも不信任案を出せるようにならないと、効果的ではないけど。