長寿命、低消費電力ということもあり、街灯は順次LEDのものに切り替わった。
家の近くの街灯もLEDになっているが、最近ひとつの街灯が点滅していた。
よく言われるLEDの寿命は40000時間なので、夜間の点灯だけならば軽く10年はもつはずだが、そんなには経過していない。
ハズレ個体だったのかと思っていたが、つい先日同じタイプと思われる街灯が点滅していた。
こうなると、個体の差とは言いにくい。
車の室内灯のLEDは自作派なので、LEDが点滅して寿命を迎えているものもある。
点滅したものについては原因を調べてはいないが、点滅するということは全てのLEDが寿命を迎えたわけではない。
ダイオードに流れる電流が一定になっていれば点滅はしない。
シンプルに抵抗だけで電流制御しているものではなく、定電流回路を組んだものが点滅したような記憶がある。
つまり、街灯についても電流回路が壊れた可能性が高い。
使われている街灯もパーツは中国製だろう。
信号機のような安全部品とは違い、品質テストをやっているのかも怪しい。
中国製でも仕様を考えるとけして安価なものではないだろうし、基本的にLEDは電球とは違い発光部だけの交換ではなくアッセンブリを丸ごと交換すると思われる。
もしかすると、他のところでも同じタイプのLED街灯の点滅品が増えているかも知れない。
電気代は抑えられたかも知れないがトータルコストはどうなのだろうか。
正常稼働している時のランニングコストだけでなく、交換作業費用と交換品の購入費用を考えると、却って高くついているのではないか?
税金を使ってやっていることなのだから、僅か数万円のことを気にするなという考えの人もいるだろうが、コスト云々よりも日本の公共インフラの品質がお粗末なのが問題だと思うのだ。