終わってない

富山市の市議会議長が政務活動費の不正で辞任している。
もう何人も入れ替わっている状況だ。
つい先日に交代した新議長にも不正があったことがわかった。
当人は議長辞任をしようとしたが、会派からは以下の理由で慰留された。
当人からの自己報告であり、お金も返す。
使っていないお金を架空請求したわけでもない。

不正は2013年と2015年。
政務活動費の不正問題が問いただされたのは2018年。
見直しを行って何人かの議員は謝罪とお金の返却をした。
その時に、不正が見付からず議長就任した今になって見付かったというのは、不思議な話である。
身辺調査で叩かれて、送検される懸念があるくらいなら、間違ってました、ごめんなさいと言って、僅かばかりの手当で面倒な議長を今やることはないと思ったのか。

当人に近い後援会の人たちからは、自ら活動費のミスを精査してお金を返して、議長をやめようとする、こんな誠実な議員をさらに支援しようとでも言っているだろうか。

後援会の会長とかは企業の社長だったりする。
社員が会社の金で勝手に飲み食いしていて、社内監査の前にごめんなさい、会社のお金で飲み食いしていたのですが、経費になると思ってました。
経費にならないことが分かったのでお金を返すし、会社をやめます。
と言って来たら、君は何て誠実な社員だ。
お金を返すし、本当に飲食していたのなら、横領とは言えないなぁ。
今のまま我が社の為に頑張ってくれ。
もちろん、お咎めなしだ。
と言ってくれるのかなぁ。
少なくとも、そんな会社は潰れると思うのだけど。