中国のECサイトでは、無料プレゼントとか、3万円のクーポンプレゼントとかそんなのが多い。
まず、クーポンについてはまとめて30000円のクーポンがもらえるわけではなく、2000円、3000円とか細かいクーポンが発行される。
例えば2000円のクーポンを使うには8000円の買い物が条件だとかなので、よほど欲しいものが無ければクーポンを有効に使うことは難しい。
次に、無料プレゼントだがゲームなどでポイントをためていき、10000ポイントたまると、プレゼントを発送するとかになっている。
ポイント獲得は90%程度までサクサクたまるが、その後は倍くらいの手間をかけて95%まで貯めることになり、そこから98%まで貯めるのにさらに倍の手間がかかる。
途中で商品を購入するか、新たな会員登録をさせれば、高ポイントが貰えるのだけど、無料で10000ポイント貯めることはほとんど不可能に近い。
なかなか規定ポイントに届かせないことで、大して欲しくもない無料プレゼントへの執着心を大きくさせるという作戦だ。
アリエクでもtemuでも同じような手法でサイトへの滞在時間を長引かせている。
人は自分の時間やお金をかけたものに対して執着心が強くなる。
これは、ホストクラブやクラブで客がホストやホステスにお金と時間をかけることで、執着心を強くさせる商法でも使われる。
そんなことにお金を使う人はごく少数だと考えるかも知れないが、アイドルなどに推しと言ってお金を使うのと同じ。
そして、この商法の厄介なところはもしかすると次には自分だけは報われるかも知れないと考えてしまわされるところ。
皆さんも気をつけて下さい。