大雪の予報

昨年末に、今年の冬は大雪だと言っていてかなり憂鬱だったのだが、今のところ北陸の雪は少い。
青森では大雪のようで、大雪のたいへんさを知る北陸の人間としては、その苦労がしのばれる。
正月に雪がないからと言って、大雪にならないということはない。
むしろ、昔の成人式である1月15日を過ぎた頃からの一カ月くらいが、大雪に注意が必要。
中学卒業のとしで、受験を控える頃に大雪だった。
56豪雪と言うやつで、3-4回は屋根の雪下ろしをした。
受験勉強もしなければいけなかったが、雪かきをしないと生活道路が確保できないほどの豪雪だった。
当時は道路に融雪装置がほとんどついていなかった時代で、圧雪となった県道の雪の板を町内一斉に割って大型ダンプに積み込んだ。
今では考えられないような時代だ。
降雪量は確かに少なくなった。
地球の温暖化で雪が減ったのだろうけれど、冬場に寒気とともに線状降水帯みたいなのが発生すると一晩で完全に交通を麻痺させるような雪が降る。
冬のそれは線状降水帯とは呼ばないが、みるみるうちに雪が積もっていくのは恐ろしい。
家のドアの開閉がしにくくなったり、窓の高さよりも高く積もった雪で昼でも薄暗かったり、水道管の凍結の恐れがあったり、灯油タンクの残量を気にしたり。
雪が止めば、灯油の配達だって頼めるから心配ないと思うかも知れないが道路幅が減少したままだったり、灯油タンクまでの除雪がままならなかったりするので、ヘタをすると1週間くらいは給油してもらえない可能性もある。
車の出し入れができなくなれば、スーパーまで歩いて買い物に行かなければならないし、とにかく大雪は生活を麻痺させる可能性がある。
大雪の予報がハズレて、平年並みの積雪となるのが、一番良いのだけれど、こればかりは運任せだ。