年明けに風邪を引いてしまい、成人式絡みの天気の良かった3連休にアジを釣りに行けなかった。
状況が気になったので、片口緑地公園に散歩がてら出かけてみた。
昨年末の天気の良かった日ほどの賑わいは無かったがそれでもそこそこの釣り人の姿が見えた。
狙いはほとんどがサゴシだろう。ジグかジグサビキを投げ続けている。
これだけルアーが投げ込まれていると、プレッシャーも高まるだろうからそうそう釣れない。
足元サビキをやっている人がいて、10-15センチほどの魚を釣っていた。
声を掛けると、コノシロだという。
昨年末に大型が釣れすぎたが、アジはどうなのか聞いてみたところ、面白い話が聞けた。
緑地公園の水温が他より少し高いことは周知の事実なのだが、アジはまだ中には入っていないのではないかという。
港の外の水温は確かに14度ほどでアジの活動外水温にまでは下がっていない。
もう少し湾の外の水温が下がるとアジは中に入ってくるという。
私の考えでは、少しでも快適な水温のところに魚は移動すると考えていたのでこの話には驚いた。
話をしたのは、この釣り場の常連ぽい人なので例年の経験を踏まえての話だろう。
海の中の温度に対して、少し誤った考え方を持っていたかも知れない。
海水温度は海面から下がっていくのは間違いない。
私は単純に海水の対流が起きて、冷たい水は底に向かい、水面に近い方の海水温度が最も高くなると考えていた。
だが、実際の海では海水温度による対流よりも、潮の流れによる対流の方が強いことは容易に想像できる。
さらに、冬の時期は海水面の温度が最も奪われるのだから、アジが生息可能な水温域は中層から少し下でボトムではないのではないだろうか。
当該釣り場の水深は概ね6m前後。
上カゴからウキ止めまでの深さを3-3.6メートルにしてそこから1.5メートルほどのサビキがタナになる気がする。
体調が戻ったら、1月の天気のいい週末に試しに行きたい。