企業が国家を超える

江戸時代には幕府は財政破綻していて、商人が実経済を支えていた。
商人には御用金と呼ばれる今で言う税がかけられていたが、これは現在の所得税の違い、臨時的に課せられるもので、橋を整備するとか、道路を整備するとか公共事業に必要なお金を徴収するものであり、今の財政とは考え方が大きく違う。
現代の財政は事業がある程度決まり、その予算額を収入の中から割り振る。
今時では、ハコモノ事業では予算額から実績は大きく膨れ上がるのが半ば当然のようになっている。
では何のために入札などを行うのかわけがわからない。
例えば、家を購入して予算が3000万円だったものが、工事が進むにつれて金が足りないと言われて最終的に6000万円支払って欲しいと言われたらどうだろうか。
そんなバカな話はないが、公共事業ではそれがまかり通るのだから恐ろしい。