米国ファーストの考え方を面と向かって批判する人は少い。
複数国家で構成される現在の地球では自国が最優先となるのは国家としたら当然の判断だ。
驚きなのは、前政権の政策を否定する大統領令を次々に打ち出すことだ。
日本では自民党から民主党に政権交代した時に、それに近いことが行われた。
国家予算の一部の使われ方を埋蔵金と呼び、ダム建築を中止したり、今考えれば無茶苦茶なことをやっていた。
あれで浮いた金は今思えば何に使われて、我々の暮らしを潤してくれたのだろうか。
トランプの決めたことで、絶対ダメだろうということはパリ協定からの離脱だ。
二酸化炭素の排出目標は守らない。
二酸化炭素の最大排出国である中国が守らないものを自分たちだけが守って、産業コストを高くして国際競争力を低くすることはできないということだろう。
想像もできないが、排出した二酸化炭素がその国の領土、領海、領空から出ないようにできるようになればいいのにと思う。
広い国土を持つ米国と中国ではあるが、全世界の二酸化炭素の排出量にしめる割合から見れば二酸化炭素濃度の上昇は現在の比ではない。
温暖化に伴う異常気象で、国民の安全が危険水域に達しなければ本気は出さないのだ。
とはいえ、国土比率と二酸化炭素排出量の割合で言えば、日本は世界一、二酸化炭素濃度が高まる国かもしれない。
それこそ二酸化炭素濃度が高すぎて生態系が崩壊するとなっても驚かない。
トランプのやりかたを見るにつけ、日本は基本的にとても弱い国なのだと感じさせられるのだ。
国土も狭い、人口はそこそこだが生産人口はは少い、食料は自給できない、資源はない。
ないないづくし。