米国トランプが暴走しているとしか言えない。
米国議会でもトランプの所信演説に共和党議員は熱狂して、民主党議員は退場者すらいる始末だそうだ。
国家として、自国ファーストと言うのは正しい主張だと思う。
国家を選択できない国民には清貧など耐えられない。
それぞれの国が何もかも自己完結するのならば、何も問題はない。
国家とは全く関係ないところで企業は国際社会で活動する。
他国企業の利益が自国企業によく働かないという理由で関税操作するのは、国家にしかできないことではあるが、突き詰めればそれは自由主義国家の限界を露呈している。
もしも日本の資源が国内で必要な分全てを供給できて、輸出する分が無いとしたら?
他国が日本国内の取引価格よりも高い価格提示で資源を購入しようとすれば、その資源は海外に流れて、国内ではその資源が不足することになる。
それを完全に抑止するには社会主義国家となるしか方法はない。
トランプのやろうとしていることは、米国の社会主義国家化と何が違うのか。
そして、それを米国国民が望むということは、米国の社会主義国家化が夢のように素晴らしいと感じていることになる。
いずれ、不足するものは他国からどんな手段を講じても手に入れるべき、他国を自国に吸収するのは、両国にとって共に利益のあることなのだと言うのが世界のスタンダードになるかも知れない。
そうなった時、日本は近世世界での植民地政策に乗っかることができるのか。
それができなければ、日本は窮して暴挙に出るという過ちを再び繰り返さないと誰が言えるだろうか。