還暦まであと1年

あと1年で60歳になる。
65までは仕事をしたいと考えているが、60歳になってからは仕事の依頼が来るのかとか、金額はどうなるのかとか不安は少なくない。
確実に30代の頃より、体力も落ちているし、新しいことをするというのが億劫になっている。
とはいえ、60で仕事を受けるのを止めて生活できるような蓄えもないし、さすがにまだ引退するには早いだろうという気持ちもある。
ボチボチやっていければそれで良いのだけれど、これが会社員だとどうなのだらうか。
2025年4月からは65歳までの雇用義務が発生する。
人材不足の企業にすれば、働く意思があるなら定年を越えても働いてほしいと考えていただろうが、組織改革を進めたい企業には、重い足枷になると感じているかも知れない。。
何度も書いているが、日本人はこれからも減り続ける。
新入社員の確保のために、給与を大きく引き上げている企業もある。
だが、そんな企業は高く雇った従業員をどのように扱っていくのだろうか。
去年の1.5倍の給与で雇った従業員が去年雇った従業員の1.5倍の企業貢献があるのかというと、そうではないだろう。
既存の従業員への給与を新入社員に合わせて上げられるのか。
完全能率制度に移行する布石なのだとすれば、どこを基準にして給与を決定するのか。
新入社員が完全に基準にできるのならば、給与水準のカーブは現在のそれとは大きく変えざるを得ない。
それはそれで、若いからという理由で給与を低く抑えられてきた世代の過去への補償はどうなるのだろうか。