相次ぐ山火事

今年になって米国のロスアンジェルスで大規模山火事が発生した。
死者が出るほどの山火事で、鎮圧まで24日間燃え続けた。
米国には山火事専門の鎮火チームが存在するのだが、それでも死者を防ぐには至らなかった。
国土の大きな米国だからこその山火事だと思っていたが、日本でも山火事が連続している。
岩手の山火事が鎮火したかと思ったら、山梨、長野、愛媛、岡山と相次ぐ山火事発生。
日本のマスコミは話題性の高さを事態の重要性よりも優先する傾向があるので、現在の山火事の発生頻度が従来の国内での山火事の発生頻度頻度よりも高いのかどうかを見極めなければいけない。
仮に、今年の山火事頻度が例年より突出して高いのなら、その原因は何なのか。
そして、結局山火事を鎮火するには人間の力では及ばず、雨が降らなければいけないことが露呈している。
もちろん、人間の消火活動で延焼の勢いを弱めることはできているのだろう。
だが、やらないよりはマシだという程度を脱していないと言うのが多くの国民の感じているところだろう。
原因自体も、自然発火なのか野火などの人為的な要因なのか判明していない。
火事と言えば、自治会で消火器を数本保持していて、数軒の家で保管してもらっている。
そもそもこの消火器の配備目的が何なのか、よく分からない。
消火器が有効なのは発火からせいぜい一分程度しか経過していない初期消火目的での使用だ。
仮に火災発生元の家の2軒隣に消火器が配備されていても、何の役にも立たないと考えるべきだろう。
火事を起こしそうな家に配備したと考えれば良いのだろうか。
タバコを吸う家人がいる家、年寄りの一人暮らしの家が火災元になる可能性の高い家になるだろうか。
だが、そんな家に消火器を自治会の金で配備するというのも何だか道理が通らない気がするのだけど。