米国が中国に50%の追加関税を課すと発表し、中国も米国に最後まで付き合うとしている。
最後まで付き合うと言うのが具体的にどういった措置を指しているのかは不明だが、追加関税に対しては報復関税で対抗するということだろうが、同率関税を追加するのか、さらに高率の関税を課すのかは不明だ。
米国が追加関税を課すのは、貿易赤字を計上している国に対してだ。
言い分としては、貿易赤字の金額を解消するだけの関税を課すと言うのだけれど、この算出結果の信憑性について言及しているサイトも多くある。
この時代に今更保護貿易で自国経済が回復するなどと考えている国に対して、計算式がおかしいと言ったところで、頭のおかしい人に正論を解こうとするようなものだとは思わないのだろうか。
中国の対抗策は極めて単純明快だ。
だが、彼の国は今まで一度も外国との戦争で勝ったことの無い国だ。
そろそろ俺等も戦争しても勝てるんじゃないの?
とか考えているのだろうか。
それとも、過去の世界大戦の発端は経済的な問題だと言うことを理解していないのだろうか。
仮に戦争が起きたとして、正しいのが中国の主張だとしても、負けてしまえば中国は多大な賠償金を支払うことになり、更に世界の経済は冷え込むことになる。
地球上の経済は最終的には消費する人口が多い国がイニシアチブを握るのだから、敗戦国になったとして誰一人得はしない。