何故米の価格が下がらないのか

儲けるために買い占めされているとか、不安感から色々な流通過程で多めにストックされているとか言われている。
例えば個人消費家が農家から直接お米を多く購入していた場合、気温が上がる今から虫が湧くことだけでなく、米の品質が下がりまずくなるリスクを抱える。
儲けるために買い占めしたのは外国人が多いとされているが、彼らが美味しく食べられるお米として保管できるとは考えにくい。
品質の悪くなった米は個人売買でさばくしかなくなるので、フリマでのコメの購入は絶対に避けなければいけない。
何が言いたいかと言うと、今時点で余分にストックされた米が市場に大量に放出されない限り、その米の商品価値は下がってしまうので、買い占められたとされるコメの総量よりも多い量の米が新たに供給されなければ、商品として存在すべき米の総量は備蓄米が放出されても全く価格を下げることには寄与しない。
恐れるべきは、品質の低下した米を普通の米に水増し追加して販売されることだ。
仮に米国の中粒種が輸入されたとしても、その量が少なければそちらも大量に購入されて、買い占めて不味くなった国産米で水増しされて消費者に流れることになる可能性もある。
そうなれば、やはり米国の米は美味しくないと日本人に認識されて関税が下がっても結局売れないから輸入されない状況になる。
農水議員は、何故米国の米が不味かったのかという真相には触れず日本人の口に合わないから売れないのだと言い張るだろう。
どれもこれも、政府の食料政策が未熟なことが原因だと考えるのは行きすぎだろうか。