振出竿は持たない。
理由は釣行後の手入れが大変だからだ。
海釣りをすれば、必ず竿の表面には海水が付く。
これを放置すると、金属部が錆びてしまう。
継ぎ竿ならば、ウェットティッシュなどで海水を拭き取ることができるが、振出竿の場合には、伸ばしながら表面を拭き取っても、釣場から撤収する際に竿を縮めるので、拭き取ることのできない竿内部にも海水が付着する。
これを綺麗にするには、竿尻のキャップを外して、後ろから真水を流してやるしかない。
ここまでなら、大した手間ではないのだが、これから竿を乾かすのがかなり困難で、立てかけておいても竿の内部の水分は簡単には乾かない。
やっかいなことに、水分が付いたままで放置すると、表面がブリスターといって塗装が浮いたような状態になることもある。
だが、とうとう振出竿を購入してしまった。
しかも、遠投磯竿などという長くてガイドも多く、継ぎ数も多い奴をだ。
理由は、シーバスロッドやエギングロッドでやっているアジのウキサビキ釣りでキャスト距離が出ないからだ。
潮目の下には、回遊魚が付いている可能性が高い。
だが、その潮目まで仕掛けを届けることができないと釣果は伸びない。
健康年齢期間を考えると、面倒だからと機会損失を受け入れたくないのが最大の理由。
同じような理由で同じことをしている人というのはいるもので、親切な人はどうやって解決しているかをネットに公開してくれている。
どうやら、布団乾燥機の類を使えば2−30分で乾燥できるそうだ。
だが、最大の問題は磯竿を使って期待通りのキャストができるのかだ。