究極の未来の暮らし

遊びに行くための外出は厭わないが、普段の食事だったり買い物だったりは外出しないでオンライン注文でデリバリーが便利だと考える人が増えている。
購入するものの良し悪しは人の口コミまかせ。
これが進んだ未来の暮らしが見えてくる。
客を招き入れての実店舗営業は高級店に限られ、デリバリー専門店が増える。
販売数は口コミの良し悪しに縛られ、無駄な在庫を減らすために、注文があってから冷凍された食品を温めて配達。
食品以外のものは、店での在庫を持たずメーカー直送が増える。
メーカー自体も細々とした販売先を嫌っていては駄目なので、今よりもITでの販売、物流管理が進む。
送料無料はなくなり、全て着払い。
再送も有料。
地方の高齢化も進むため地元コミュニティでの取りまとめ購入が増加。
交通も大きく変わる。
自家用車の台数は減少。
交通違反金対象は自転車にとどまらず、歩行者もターゲットになる。
インフラ維持は難しくなり、人の住む地域の集約化が進む。
かえって、集約化の進む地域は賑わいが戻るが、今までの地域交流手段は廃れ、公共サービスを受けるために、ゴミ出し管理などもビジネス化されて有料となり、共助の核となる自治会は無くなる。
災害時の対応はどうするとか騒ぐ人も出るだろうが、マイナカードで避難所での配給品や使用箇所も全て管理されるようになるだろう。
個人所有の墓はなくなり、火葬したらお骨は地方自治体が管理する場所で処分される。
死後の人の尊厳を必要以上に大切にすることは無くなる。
教育はオンラインでの授業が主体。
座学に関しては教師の数を激減できる。
本当に優秀な教師しか生き残れないのか、それとも座学教師は全てAIになるのか。
人口が減る未来とはそういうことを受け入れることなのだろう。