釣りのコスパ

こちらでは有料の釣り場は少い。
釣りマナーの低下で釣りが禁止になる場所ばかりが増えてきている。
富山県内では釣り公園と呼ばれる場所が2箇所ある。
いずれも呉東と呼ばれる県東部で、県西部には釣り公園はない。
お隣の新潟県になると、有料の釣り場として港がいくつか開放されているし、関東地方には釣り禁止となった漁港を完全予約制の有料釣り場として提供している。
同じくお隣の石川県では能登島を中心に、有料の釣り公園がひとつと、有料釣り場として牡蠣養殖に繋いだカセや海上筏が存在する。
新潟県の堤防はひとり1500円。
石川県のカセならひとり3000から3500円、筏なら3000円から4000円が相場だ。
釣り公園は520円とリーズナブルでゴミ箱や何箇所も水道の蛇口や水汲みバケツまで置いてある。
何を釣りたいかにもよるが、黒鯛狙いの人にとって1日遊べて4000円の場所代はお安いと感じるだろう。
私の場合、かせの利用は今のところ年2回。
キモパンと呼ばれるカワハギが釣りたくて行く。
一度は友人と、もう一度は妻と行く。
カワハギだけでなく、アジも狙って行くがこの時期のアジは尺に足りなくても、太ったやつが水深15メートルで突っ込むので強烈な引きが楽しめる。
カワハギを狙いつつ、アジはサビキを投入放置。
アジが回ってくれば、竿が強烈に引き込まれる。
この時キチンと撒き餌を切らさないようにすれば、少しだけ時合が続く。
それをやらないと、ワンチャンスで1尾だけになってしまうので、最初のアタリが来たら、とりあえず釣れていない竿は速攻で回収して撒き餌満タンでカゴを大きく開けてボトムまで落とし込む。
そうすると、運が良ければ5-6尾のアジを釣れる。
昨年は2度の釣行で若潮と長潮の日。
回遊魚のアジ狙いにはあまり良くはないがタイドグラフで良い時間帯には釣果が得られる。
夫婦で行く場合、場所代と餌代でおよそ一万円。
二人で楽しむレジャー代としてはお手頃だろう。
難を言えば、かせの釣りではトイレが無いこと。
アジに完全にハマった夫婦なので、今年は能登方面への釣行が増えそうだ。
本当なら夕方に車で三十分ほどの釣り場があるといいのだけどね。