ブラウザはHTML言語を解読して動作する。
それが、ブラウザによって同じコードでも動作が違うのだ。
さらに、誤ったHTMLであってもそこそこ正しければエラーだから表示されないということが無い。
つまり、ソースコードを書いた人が無効なタグを使ったコードを書いてもデザイン通りの画面が表示されてしまうと、試験結果はOKとなる。
そのコードを引き継いで別の人が改修しようとするとそれはもう何をやろうとしていたのかサッパリ分からない。
ソースコードから読み取れる作者の意図と実際の動作が異なった場合、どちらを信用すれば良いのかが判断できないのだ。
ブラウザの種類、バージョンで動作が違う。
確かに混沌とした状況には都合良くビジネスチャンスが埋まっている。
すべてのブラウザで動作が統一になるなら、それこそAIがソースコードを書けてしまうようになるだろう。
現状では、負のレガシーが世の中に存在して会計上の減価償却が終わらない限り、IT技術者がやるしかない仕事として需要を産む。
人口減少フェーズが加速する日本で生産性を高めることに寄与しないことにリソースを使うのは止めにしたいのだけれど。