トランプの行動

米国のトランプ大統領の行動をドラえもんのジャイアンに例えることがある。
トランプ大統領の考え方はシンプルだ。
米国が貿易赤字となるのは、他国からの輸入品が自国内で幅を利かせるからで、値段が安いからだ。
なので、輸入価格が高くなれば、米国国内産業により製造されたものが売れて、国内産業が儲かるだろうと言う事だ。
何故、米国に対しての輸出金額、輸出量が多いのか。
答えはとても単純で、人口がそこそこいて購買能力も高いからに他ならない。
米国の人口は先進国の中では最大の3.4億人程度。
先進国の人口が減少する中で何故米国は人口の維持ができているのか。
海外から流入している人口が多いからというのもあるが、何か違う気がする。

トランプがやろうとしている貿易政策は、突き詰めれば国の間で買った分だけ売ることができるという、物々交換的なことだ。
これが現実になれば、富の集中はなくなるし、世界の人口も適性なものに収束せざるを得なくなる。
そして、ルールを破る国によって世界規模の戦争が引き起こされる。
つまり、歴史を繰り返すように仕向けているということなのかも知れない。