ビオレソリエス

黒イチジクと言われるビオレソリエスの苗を買った。
タマネギの苗を買いに行った園芸店に在庫があったので衝動買い。
しかし、細い苗木。
主幹の根元は長さ10cmほどで、そこから上に伸びる部分の太さは鉛筆程しかない。
人気品種なので、マジックほどの太さになった枝を一芽ずつ位に短く切ってポットで根出しして、伸びた新芽が60cm程になったら出荷販売するのだろう。
イチジクは樹勢がとても強い。
チャンと根づけば、1年でビックリするくらいに成長する。
既にイチジクは一本育てているが、購入時は1円玉ほどだったろうか。
今では根元は牛乳瓶ほどになっている。
2年半でこの位には太くなるのだから、ビオレソリエスも2年程すれば、ヤクルト位の太さにはなるだろう。
調べればわかるが、この品種は甘いと言われている。
そしてお尻が割れにくいので日持ちがする。
スーパーなんかで売っているイチジクはオシリが十字にわれている。
桝井ドーフィンと言う品種が殆ど。
この状態で雨に合うと傷んでしまう。
ハウスで雨よけできればよいがそうでないと、とても歩留まりが悪い。
ハウス栽培にする場合、樹形の管理が肝心になる。
一般家庭でイチジク栽培している家では、とても樹高の高いものが多いが、それではハウス栽培には適さない。
樹高を抑えて、一文字仕立てにして、収穫も楽になるようにした方が、ハウス栽培でなくても楽に管理できる。
今スーパーに出荷しているイチジク農家はハウス栽培しているのかも知れない。
尻割れしても雨さえ防げば、傷むリスクが軽減できる。
雨で傷む以外にも、尻割れした所から蟻が入り込んだりする。
なので、お尻がわれない品種は毎日様子を見に行けない週末ファーマーには都合が良い。
早ければ再来年には収穫ができるようになる。
でもその時には55歳。
思い立ったら早めに行動しないと、人生が勿体ないと強く思うようになった。