チャーター機による武漢から日本への帰国だが、一度に全員が乗れる訳ではないようだ。
帰国希望者でも、連絡の無い人がいる。
帰国便に搭乗できるかどうかは早い者勝ちではない。
優先順位が当然存在する。
例えば国会議員と大臣のどちらかを選ぶなら大臣だろうし、大臣と首相なら首相。
首相と天皇なら天皇。
これほど明白でないにせよ、国民でも優先順位はあるはずだ。
野党にしたつて、この優先順位についてゴチャゴチャ言うことはありえまい。
その状況下に自分が置かれたら、一般国民よりも国会議員である自分の帰国が優先されるべきだと思っているはずだ。
ただし、そのような忖度があったことは知らなかったということにして、という前提がある。
もしもこれが、麻疹並みの感染力があり、致死率がエボラなみ、治療法がないような疫病だったらどうだろうか。
そんな映画みたいな話はないと言い切れるだろうか。
今では簡単に治癒できる感染病でも、わずか3百年前には、死の病だった時代があったのだから。
他国での帰国者は島に隔離するなどの、措置を採っている国もあるようだ。
後々、今の帰国者の受入が問題とならないことを祈るしかない。