実際にどの程度、海外で日本人が差別的扱いを受けているのかは不明だが、バッシングは確実に始まっている。
以前にも書いたが、日本は中国に次ぐ感染者の数なのだ。
ほとんどが、客船の乗客だから、国内での実質的な感染者数は少ないと考える向きもある。
だが、クルーズ船以外の感染者の数は84人いる。
この数が、国別感染者数の第2位の国であることに変わりはない。
この内何人の人が、感染源となっているのか未だ未知数。
今さら叩く人もいるが、クルーズ船への封じ込めは、感染の拡散防止として、ある程度評価できると思う。
今後、船を降りた人を起点に感染が拡大しなければ良いが、過度に甘い見通しをするのは、危険極まりない。
結局のところ、コロナウイルスによる肺炎に感染しても、完治するのか、致死率がどの程度なのかが問題になってくる。
インフルエンザと同じ程度だとすれば、過度な対策は好ましくない。
しかし、致死率が低くても、特定の条件を満たす人にとって致命的な疾病となるようであれば、可及的速やかに対策を取らねばならない。
為政者が愚鈍ではないか、また、野党が施策を避難するだけで問題の本質に対して全く有効な意見を言わないのか、日本の政治家が見定められる機会となることが皮肉だ。