韓国、イラン、イタリアで大量のコロナウイルスの感染者が見つかっている。
一方、日本ではほんの数週間前まで中国に次ぐ感染者の多い国だったのが、感染者の増加は緩やかなままでいる。
数字だけを見れば、感染拡大の封じ込めにうまくいっているんじやないかとも思えるが、どうなのだろう。
国内では1日に3から4000人の感染検査能力があるという。
あり得ないが全数検査をする場合には3000日ほどかかる計算だ。
1000人を超えたら、感染者の増加が凄いことになると予想しているが、新たな感染者の増加も当然あるが、潜在的な感染者が顕在化することによる増加も増えるだろうから、感染者数の実態が明らかになってくるのが3月後半からといったところか。3月6日までには国内感染者は1000人を超えてくるだろうと予想していたが、3月4日に1000人を超えた。2000人を超えるのは、残念ながら、ひと月もかからないだろう。
早ければ10日間から2週間で2000人を超えるのではないか。
さらに東京都内でのゆるやかな増加が崩れたら、日本での感染者は10000人を超えることを覚悟しないといけない。
医療機関の受け入れ体制が取れないことを理由に症状の軽い患者に自宅療養を推奨しているのは、中国政府が初期の武漢に対して行なった政策に他ならない。
武漢がどうなったかは、周知の事実で、中国は初期対応の失敗を認めている。
学校の休校要請には賛否両論飛び交っている。
仮に、日本国民の1%が感染し、致死率が3%位だとすると、ざっと3-40万人の日本国民が死亡することになる。
若い人は重症化しにくいと今のところ言っているので、死亡者の8割が高齢者ならば、25から30万人の高齢者が亡くなることが予測できる。
厚労省は密かにこの辺りの試算をしているだろうなぁ。
倫理的には許せないが、逆に試算していないなら、官僚としての評価はできない。