オリンピック

IOCは東京オリンピックを予定通りに開催すると発表した。
だが、もしもアメリカが不参加を表明して放送権を買わないとなり、それに伴ってスポンサーが撤退したらどうだろう。
その金はIOCに入らなくなる。
金が出ていくだけで、旨みがない。
懐事情も寂しくなる。
金を持たない者はすなわち発言権の無いものだ。
発言権と発信権は違う。
発言権はその言葉を受け取って貰えるための権利であり、発信権は誰も耳を傾けることは無いかもしれないけど、お好きに話して構いませんという事だと捉えている。
ホスト国の日本はどうだろう。
参加国が戦後オリンピックで最低の数となって、国内大会に一部ゲスト国が参加する程度の大会にならないとも限らない。
国として不参加の場合、個人として参加することを認めるとして、参加費用の一部または全部を日本オリンピック委員会と東京都が負担するとか言うのだろうか。
そして、SNSでは、
日本に来てくれて、本当にありがとう!心から応援します。
などと言った書き込みをマスコミがこぞって取り上げて、訳のわからない有識者が、新しいオリンピックの形。優劣を競うことではなく、スポーツを通じて繋がるという、原点回帰の記念すべき大会となった。などと言うのだろうか。
金まみれになったオリンピックが見直される機会となるのか、開催したけれど実体の無い大会だったと烙印が押されるだけなのか。
聖火ランナーが走り出せば、おそらく中止の選択肢は無くなると思っている。
代表選手の選考さえままならない状況での大会開催まで130日を切った。