有機栽培を推奨する記事を想像されるかも知れないが、そうじゃないです。
適切に化成肥料を使った方が楽ですし、農薬を使わないと収穫量は激減してしまいます。
家庭菜園をやっている人はわかると思いますが、畑の土は年々固くなっていきます。
化成肥料による、土壌の塩化が原因とも言われます。
大概の場合、雑草を刈り取ったり、育てた野菜の残渣は農地に放置しません。
そのために、土中でそれらが分解されて有機物となり、未分解のものが土中に残り、土の粒子に隙間を作るといったことが、少なくなってしまいます。
なので、今年は残渣は畝の間に残して乾燥、分解されるようにしていきたいと思います。
雑草が増えると、土中にはコガネムシの幼虫やネキリムシなどの害虫が増えて、育てている野菜が被害に会います。
雑草は刈り取って、雑草マルチにするのが良いことはわかっています。
ですが、除草は想像以上に重労働です。
夏場は一雨毎に雑草は伸び放題になります。
野菜を育てていない場所の除草は草払い機で刈り取って、刈り取った草はそのまま放置します。
そこの土地は、フカフカです。
畝の間に伸びた雑草は、刈り取ったあと、別の場所に積み重ねます。
そこでの草の分解はなかなか進みません。
刈り取った草は、乾燥させて完全に枯れた状態にしないと、分解しにくいのです。
刈り取った草は暫くは生きた状態です。
花屋での切り花がまだ生きているのと同じです。
生きたままの植物は分解されません。
完全に枯れないと、虫も微生物もそれを土に戻してくれないのです。
今年も少しだけ、ボカシ肥料を作ります。
材料は米ぬかと油粕に発行促進剤。
発酵が進むと、麹のようなかおりがします。
夏場なら一月ほどで完成するので、そらそろ仕込みが必要です。