素朴な疑問

新しいこと、未経験の技術が求められる業務を開始する場合、当然だが学習が必要になる。
疑問や問題にぶつかる度にインターネットで情報を得るという手段もあるが、教育を受けるのが正直なところ最も効率よく習得できる。
実業務で何をするのかによって、重点的に学ぶべき知識は違ってくる。
自分のように年をとってくれば尚更、単位時間あたりに身につけることができる知識は限られてくるので、不要な知識はできるだけ切り捨てて学習したい。
それを書籍を読んで丸っと飲み込もうとしている人がいる。
定かではないが、私と同じ年らしい。
なので、その人の学習方法には甚だ懐疑的なのだ。
でも、サヴァン症候群のように、読んだ本の内容が完璧に記憶できるとしたら、私の懸念は全くの杞憂ということになる。
標準知識を頭に入れた上で、固有ドキュメントを読んだ方が良いのは事実。
日本語が満足に聞き取れない人に話聞かせたってほとんど、理解は得られないのだから、日本語の基礎をまずは習得してもらう。
例えるとしたらそんな感じ。
基礎学習の中で分からないことを質問されても回答することはできないし、そこをクリアにするのが基礎知識の習得なのだからと自分に言い聞かせたものの、大丈夫なのかと一抹の不安は残る。
学習予定が書かれているが、読む本がドンドン増えていく。
基礎知識を得るための裾野はどこまで広がるのだろう。
そんなことが素朴な疑問として渦巻いている。
ま、ターゲットプラットフォームで、生き字引のように基礎コマンドの文法がサラリと出てくるようになるなら、全く問題は無い。