自浄心理

コロナに感染した場合、肺炎ではなくこんな症状になるとしたらどうだろう。
全身に発疹が出て髪が抜け、皮膚がただれる。治っても発疹は少なからず残り髪も生え揃うまで時間がかかる。
しかも、感染力を保持したまま。

ただし、発熱や痛み痒み、倦怠感などの症状はなく生命の危険がない。
こんな病気だったら、人は感染リスクを負うだろうか。
皆がコロナには感染したくないと言う。
これは嘘ではないだろう。
だが、絶対にかかりたくないかと言うと、かかっても仕方ないかなと思う気持ちがあるような気がする。
死亡リスクがあるにもかかわらずだ。
人は死をイメージすることが難しい。
実体験として死んだことがある人はいないからだ。
だが、コロナの症状が最初に書いたようなものだったらどうだろう。
ほぼすべての人が、絶対にかかりたくないと思うだろうし、感染リスクがある行動はとらないだろう。
一方で感染した人は自暴自棄になり、多くの人に自分と同じ病気をうつそうとするかもしれない。
しかも感染から発症までの潜伏期間が1年以上あり、潜伏期間にも感染力を有するとしたらそれでも人は外出するだろうか。
自浄作用のない世の中で感染は自然消滅することは無い。