首相降板

安倍総理が体調不良により降板した。
思えば第一次政権の時にも体調不良を理由に降板した。
今回も前回と同じ病名。
潰瘍性大腸炎。
収束が未だに見えてこないコロナウイルスへの対応を次の総理に引継ぐことになる。
下野し、復活した自民党政権で求人率は高くなり、株価も復活した。
しかし、2度に渡る消費税増税。
少なくとも自分には経済の復活による生活の向上は感じられない。
トリクルダウンという、思惑は外れた。
企業が潤えば、従業員の賃金も上がり潤うという理屈だが、企業の潤いは内部留保の積上げになり、従業員には一時金として支払われることはあっても、基本給の上昇にはあまり繋がらなかったのではないだろうか。
次の総裁が誰になるか、しばらくはその話題でもちきりだ。
官房長官が、立候補を表明し、一気に最有力候補に躍り出た。
世論では石破さんが最も人気があるが、国会議員の票は弱い。
自民党総裁選挙は、国会議員と党員の投票で本来は選ばれるが、今回は国会議員の投票のみで選ぶように進めているようだ。
現政権の石破おろしは相当なものだ。
しかし、そんな状態になろうと、国民は自民党を選ぶ。
仮に、憲法改正を強引に裁決したとしても、自民党は選挙で勝つだろう。
原子力政策もしかり、国家安全保障の元に通信の傍受や言論統制だって裁決できる。
果たして、今の自民党の国会議員の中で、内閣が出した法案に反対票を投じる人がいるのだろうか。
支持率低下も一時的、現在の野党に国家運営能力がないことは、以前に証明されてしまった。
ましてや、このコロナ渦の中で自民党以外に政権運営できる党はない。
民主党政権のおかした罪は大きい。