散財

10年くらい前に、ゴムボートとかエンジンとかそんなものをひと揃え買った。
総額で30万ほどかかっただろうか。
その時には、これで大漁間違いないと思って小遣いからコツコツ貯めていた大枚をはたいた。
結局、そのボートで釣りにいったのは1度きり。
原因は、重くて一人では準備できないこと。
帰ってからの始末がタイヘンなこと。
その時は1時間ほどの釣行だったので、1時間のために、30万使ったようなものだ。
ゴムはダメになっているだろうし、エンジンだって始動させるにはそれなりにメンテ費用がかかるだろうから、泥棒に追い銭ではないが、これ以上の出費はしない。
しかし、不思議なことに勿体ないとは思うが、それほどショックではないのだ。
それはもしかしたら、エンジンだけでも復活させて、貸ボートを借りたときにでも使えないかとかそんなことを考えているからかも知れない。
その一方でそんなことはしないと、戒めている自分もいる。
後30万あれば手に入れられるもので欲しいものなど無いというのも理由の一つかもしれない。