朝乃山が怪我をおして再出場するようだ。
再出場から千秋楽まで全ての取組を白星にしないと勝ち越しにならないので勝ち越しするのはかなり難しい状況だが、負け越しの星の数を少しでも減らして番付を少しでも下げたくないということだろうか。
正直なところ、怪我ならば無理せずに休場したほうが本人にも良いのではないかと思う。
怪我を庇って別のところを痛め、結局休場となってしまっては、元の木阿弥だ。
親方衆は昭和の根性論が大好きな方々が多いので、怪我をおしての再出場には好感を持つ人もいるのだろうが、今場所の意味がそれほど大きいとは思えない。
極楽征夷大将軍
垣根涼介の作品。
ここでいう征夷大将軍は足利尊氏のことだ。
底抜けの人の良さだけしか無いという設定の足利尊氏と兄のことしか考えない弟を軸に書かれた作品だ。
鎌倉幕府により、実権をもがれた朝廷の復権への強かさが色濃く描かれている。
天皇家でも後継者争いは激しく、現代の後継者問題とは別の意味で問題を抱えている。
この作品が2023年の直木賞を受賞した。
新聞に作者である垣根涼介氏の写真が載っていた。
アロハシャツにジーンズという出で立ちに、意外な印象を受けた。
朝乃山休場
投げを打たれて、左腕を痛めた朝乃山が7日目から休場。
診断は全治4週間なので、今場所の再出場は難しそう。
となると、今場所は3勝12敗なので大きく負け越し。
幕内には留まれるだろうが、大きく番付を下げることは間違いない。
怪我はある程度は仕方のないことだと思うが、格闘技での怪我は相手の意図的なものでない限り、技をかけられた自分の責任によるものが多い。
今回の怪我も、可哀想だが、自己責任といった感じだろうか。
線状降水帯
今年の梅雨は例年になく雨量が多い。
富山県ではあまり、大雨による被害が出ていなかったのだが、今年は大雨のタイミングでダムからの放水があり、家屋や田畑、道路にも被害が出た。
県知事は激甚災害指定申請を出しているが、全国的に大雨の被害は多く出ているので、他の自治体からも同様の申請が多く出るだろう。
これで台風シーズンになったらと考えるとただでさえ狭い日本の国土で自然災害に対して安心して生活可能な土地など、どのくらいあるのだろう。
オンプレミスサーバ
オンプレミスサーバは必要なのか不要なのか?
オンプレミスサーバはハードのリプレイス時の費用が嵩む。
これはまぎれもない事実だ。
システム運用に必要なスペックの見通しがかなり難しいので、オンプレミスではどうしても多少オーバースペック気味のハード構成にせざるを得ない。
クラウドサービスのサーバーであれば、比較的容易にスペック変更も可能なので必要以上のスペックは不要となる。
ただし、オンプレミスで稼働している古いサーバをそのままクラウドに簡単に移行できるかと言えばそうではない。
まず、稼働サーバのOSがそのまま使えるか?
クラウドにサーバを移行した場合、セキュリティのためにVPNでのサーバとの接続が必須になるとはいえ、すでにサポート終了しているOSをインストール可能なのか。
次にデータの移行だ。
仮に数テラバイトのデータ移行が必要だった場合、ネットワーク経由での転送は想像以上の時間がかかる。
その間にもオンプレミスサーバのデータは更新されるので、同期転送が求められる。
クラウドによっては、物理デバイスでのデータ配備をサポートしている場合もあるが、それにしてもデータ配備後に同期チェックが必要になる。
移行時には想定以上に費用が求められることは覚悟しておかなければいけない。
教場
前クールで木村拓哉主演の教場をドラマで放送していた。
正月の特番で二年連続放送していたものを、連続ドラマとしたものだ。
原作小説は読んでいるのだが、連続ドラマの方は録画だけしてまだ見ていない。
7月も半ば過ぎてから見始めたのだが、1話はネットでの噂通りちょっといだだけない強引な推理。
原作はほぼ読んだはずなのだが、とうだったか記憶にない。
北村匠海の回に入ってようやく個人的には面白くなってきた。
福山雅治のドラマと比較されていて、数字だけなら、教場は負けていたのだったか?
個人的には原作小説の面白さから、教場に軍配を上げたい。
袴田事件
袴田事件と呼ばれる殺人事件の被告。
再審が決まり検察は有罪を主張する方針で決まった。
科学捜査技術が今ほど進んでいなかった時代に、血の付いたステテコを決定的証拠として被告の有罪、死刑判決が出たと聞いている。
その後、証拠物の見つかったタイミングが捜査が進んでかなりの時間が経過していたことと経過した時間と証拠物の血痕の鮮明さが不自然であるということから証拠として不十分であるとして無罪の判決が出た。
検察が有罪主張するからには、勝算があってのことなのだろうか。
真実はもはや真犯人しか解らない。
検察が有罪主張するとすれば、犯人しか知り得ない事象を被告が知っていたという点になるだろうか。
当時の取調調書が証拠物となることが予想できる。
もしも、警察が意図的に有罪起訴を狙っていたとすれば、調書自体の信ぴょう性は疑わしい。
だが、それを実証することはできないだろうから調書を有罪主張の根拠とすることを裁判所がどう判断するのかが焦点となるのかも知れない。
当時の判決が出たのは1966年。
戦後ではあるが、一般人にとって警察官は畏怖の対象だったと予想できる。
自分が幼少の頃、祖母からジンダサンに連れて行かれると脅かされたものだ。
おそらくは特高警察とそれに繋がり加担する一般警察官のイメージがあったのだろう。
犯人が作り出されるようなことはあってはならないが、想定無罪も恐ろしい。
現代に当時の証拠物と、被害者のDNAがわかるものさえ残っていればとつくづく思う。
作れるかどうかではなく
メールマガジンで、日本のIT業界の人月商売をこきおろしているライターの記事に面白いことが書かれていた。
iPhoneが発売された時に、日本のITベンダーの経営者でiPhoneの機能で実現できない機能は何もないと言ったそうだ。
日本の技術者は技術の実装能力ばかりが評価されている気がする。
ライターの記事で目からうろこだったのは、それができてもやらなかったならばできないのと同じだと言っていることだった。
日本企業の経営者はコンプライアンス重視なので、特許侵害による訴訟などで訴えられることはあってはならないことだと考えている。
勿論、それは正しい考え方なのだが、かつて中国が特許を始めとする知的財産権を無視してビジネスを拡大したときにその非を徹底的に追求したのかと言うと疑問だ。
他人に甘く、己に厳しいのは日本人の美徳だと言ってしまえばそれまで。
今では、特許申請数で日本企業は中国の遥か後塵を拝している。
日本企業の独自戦略は果たして間違っていたのか?
ガラパゴスという言葉で片付けられているが何だかおかしな話だろう。
今こそ模倣から入って、商品として優れたものを作らなければいけないと思うのだが。
マイナカードの普及
先日マイナカードの自主返納について書いたが、返納によるマイナカード保持者の減少だけではないようだ。
マイナカードには有効期限があるのだが、更新手続きしないで失効されたカードが先月だけで20000枚あったそうだ。
もちろん、これは一連の不祥事に由来するのだけれど、一番気になるのは健康保険証との一体化だ。
来年秋前までに全ての医療施設でマイナカードが保険証代わりに使えるようになるのだろうけれど、トラブルが多発するのではないだろうか。
今でさえ、保険証番号との連携がうまく行かずに窓口での10割負担させられたトラブルもあるようなのに、とても問題なく移行するとは考えにくい。
デジタル庁大臣がマイナカードの名称というか、呼称を変更するとした発言で、元々マイナカードはシステムの名称であり、カード自体は別の名称があるそうな。
だからといって、名前を変えてみようなんてのはただの験担ぎか、国民の目をそらすだけの姑息な手段なんじゃないのと思ってしまう。
だが、こんなあからさまな方法を官僚が出してきたということは問題への視点をそらすだけの効果が裏付けされているということなのかも知れない。
そもそも、マイナカードと保険証を紐付けるのであれば、システム側で自動的にやってくれないとなぁ。
2023大相撲名古屋場所
朝乃山は東前頭四枚目の番付でこの場所を迎えた。
初日黒星スタートで幸先が悪い。
上位陣との総当たりとなる今場所の星取りはかなり厳しいと言わざるを得ない。
ギリギリの勝越しでは番付を大きく上げることは難しい。
やはり二桁、可能ならば12は勝ち星を取りたいところだが、どうなるだろうか。
新大関の霧島が急に休場。
貴景勝も休場。
照ノ富士の一強となりそうな今場所に大関を狙う3関脇が優勝に絡んでくるのが濃厚な中で、元大関という期待も高い朝乃山。
どのような結果を残すことができるだろうか。