高齢者のワクチン接種は、予約が取りにくいとかいろいろ言われたが、接種した人は確実に増加している。
国民の1/3程度が高齢者接種でワクチン接種済みの状態になる。
現役世代が接種を受けるとなると、職域接種が実施できる企業がどのくらいあるのだろうか。
職域接種が受けられない人のほうが遥かに多いのだから、接種は週末に集中することは避けられない。
集団接種を進めて、時間あたりの投与数を上げるとしても、接種後の待ち時間を会場内で過ごしてもらう必要があるので、会場のキャパに応じた限界がある。
接種後の待ち人数が30人までの会場で30分待たねばならないならば、1時間あたりの接種人数は最大で50人程度だろう。
1日あたり6時間接種するとして、300人。
対象人数が2000人ほどの地区ならば、1回目の接種が終末に集中するとして、ひと月かかることになる。
地元の高岡市で考えれば、約11万人ほどが65歳未満で15歳以上に絞れば7-8万人といったところか。
2000人ほどの規模で接種会場を確保するなら40箇所が必要。
この会場運営に必要なスタッフを1会場あたり最低8人と見積もると、320人以上のスタッフが確保できるのかといった問題が出てくる。
市議会での議員質問はコロナ関連のものが多いようだが、市の回答に対して妥当かどうかを議員自身が理解して判断できるのだろうか?