国内メーカーの実力、その1

シマノと言う釣具メーカーがある。
自転車のギアでも有名なメーカーだ。
製造、組立は国内ではなく、労働賃金の低い海外で行い、設計だけが日本国内で行われている。
昨年、釣りで使うベイトリール、しかも安いリールを2機種購入した。
最初がアブガルシアという、スゥエーデンのメーカー。
もちろん、スゥエーデンで作っているわけはない。
古い機種を使っていたので、進化に感動した。
感動ポイントはバックラッシュしない使いやすさ。
これで、チープなベイトリールの面白さに気付いてしまった。
別の機種を使ってみたくなった。
普通ならダイワかシマノを選ぶことになるのだが、ピシファンというメーカーを選択した。
理由はシャロースプールが付いてくるから。
ベイトリールは糸の放出時にスプールが回転する。
同じ長さの糸を放出する場合、スプールの外径に近いところから糸が出ていく方が、スプールが回る回数が少なくて済む。
それならば、シャロースプールでなくとも、普通のスプールに糸を多く巻けば同じ長さの糸を放出するのに必要な回転数は少なくて済む。
だが、スプールを回転させるのに必要な力はスプールの重さが少ない方が少なくて済む。
スプール自体の重量はシャロースプールの方が軽いので、シャロースプールは少ない力で回るということになる。
仮にシャロースプールとノーマルスプールの重量が同じだったら。
巻いてある糸の量が少ない方が回転体の重量が小さくなるわけだ。
そんなものくらいで飛距離が変わるもんかと思っていたが、そうではなかった。
ピシファンのシャロースプールの方が飛距離が出るのだ。
ここで、考えを改めると共に、別のリールを試したいと思ってしまった。
いよいよ、国内メーカーのリールを試すことにした。
選択肢はダイワかシマノ。
実は私はリールはシマノ派。
ダイワのベイトリールは使ったことがない。
スコーピオン、スコーピオン1001、カルカッタ、アメニスタ。
アブもピシファンもマグネットブレーキなので、遠心ブレーキのシマノのバスワンを買おうとほぼ決めていた。
話が長くなるので、続きは翌日。