青柚子販売

富山県では庄川町が柚子の産地で有名だ。
秋には、庄川柚子まつりが開かれて、多くの人が訪れる。
桃栗三年柿八年、柚子の大馬鹿18年とか言うらしい。
実際には結実まで18年も必要ではなく、9年で花盛りとか言うようなので、柿の8年とよく似た期間で実がなるようだ。
柚子といえば、冬至の柚子湯とか、ふろふき大根の柚子味噌とか、冬のイメージが強い。
だが、柚子胡椒で使われる柚子は夏の頃のものだ。
春先に庄川町の道の駅で青柚子はいつ頃販売されますかと尋ねたら、9月頃だと言われた。
過去の販売実績を確認しようと思ったら、SNSで8月1日から青柚子販売となっている。
青柚子は、秋に販売する柚子の間引きしたものだと思われる。
実は青唐辛子を収穫して、種をとったものを準備した。
自家栽培の鷹の爪で赤く色付いていないものを収穫して処理したが、ヘタと種を取ると重量は130グラムしかなかった。
目的はもちろん柚子胡椒を作るため。
柚子胡椒の材料の比率は、唐辛子と柚子の皮が同量、そこに20%の塩を加える。
青柚子は間引き果実なので、10個で70グラムほどの皮が手に入る。
今回は唐辛子が130グラムあるので、20個ほどの柚子が必要だ。
塩は粗塩とか書かれているので、要は精製塩でないほうが良いのだろう。
手間は要るが、美味しいものを食べたい。