医療

医療の費用について考える。
現役世代なみの収入がある人の場合とか言うけれど、今ひとつピンとこない。
基本的には負担率は一律なんだけど、75歳以上の人の場合、国の負担が9割。
その9割の分は税金から支払われる。
税金は、国民や企業が支払っているので表向きは、医療費のほとんどを国民全員で支えていることになる。
病気や怪我になっても、健康な生活を保証するための皆保険制度。
システムの理念は素晴らしい。
何故、この仕組みが崩壊しそうなのか?
医療費がかかり過ぎているからだ。
人は誰でも不快な状態で過ごしたくはない。
都合が悪くなれば、病院で診てもらう。
だが、生物は老いれば身体の機能が低下するのだから、仕方のないことだ。
身体機能のほとんどを人工のもので置き換えられるようになったら、人は病気や怪我で死ぬことが無くなるかもしれない。
生命は永遠。労働は永遠。
能力が衰えれば、最新式のパーツに交換。
死なないのだから、全てにおいて急ぐことはない。
燃焼系機関は不要。
暑かろうが寒かろうが、そのままでいれば良い。
労働はポイントになり、ポイントで食料や身体パーツを得る。
ポイントがなくなれば、パーツの故障も直せなくなり、ようやく人生おしまい。
医療は基本パーツ交換しかない。
発熱したら、身体に冷却パーツを入れるか、全身を耐熱パーツに取り替える。
視力が落ちれば、人口眼球レンズを取付け、虫歯になれば、人口齒か腐食しない上顎、下顎に交換。
皮膚も人口スキン、骨はセラミック、筋肉は人口筋肉。
脳はAIチップに交換して認知症は過去の話。
卵子と精子で機械的に受精して人口子宮で育てられ、生育促進で規格通りの肉体にまで素早く成長したら、能力に応じた仕事を与える。
死ぬのは、応募して抽選された選ばれた者だけで、まさに死の尊厳が確立する。
そんな医療ならば全て無料。
従来医療は抽選で選ばれないと受けられない。
そんな世の中になったらどうする?