金融は人から安く金を借り、人に高く金を貸して、その差が利益につながる。
当たり前のことだが、金融機関は人に金を返す時にも手数料を取る。
atm手数料のことだ。
機器の維持管理にはお金がかかるのだから、一部を負担してくださいというのが言い分。
企業に金を貸して、そこに人を送り込む。
取引先企業は出世街道から外れてしまった行員の天下り先の確保も兼ねている。
地方銀行は都道府県ごとに複数あると思うが、将来的にはほとんどの県でひとつの地方銀行しか生き残れなくなるとか。
ひとつの銀行が無くなることは地方経済に大きな影響を与えるというのは誰にでもわかる。
なので、都市銀行が統合してメガバンクができたようなことが地方銀行でも起きるのか。
それとも小売業のように、大手が地方の銀行を淘汰していくのか。
ひとつの巨大な集合体ができるが、マクロで見れば人員や施設は縮小され、統率される。
これは金融や企業に限ったことでなく、日本の歴史でも、おそらく他の国家の歴史でも同じようなことがおきていて、ヨーロッパなど国の境界が陸続きの地域では国家間でも同じことが起きただろう。
外敵に対抗して生き残るためには、大きな集合体となるしかないことが今までの歴史なんだろう。