会社員じゃないことで良いこと

先日友人と久しぶりに会って、近況を話した。
定年が無くて羨ましいと言われた。
確かに自営業なので、需要さえあればずっと仕事ができる。
ただ、今まで子供たちの養育費用がかかってきたので老後の蓄えをしてきていないのと、厚生年金への加入期間が短いので、老後への不安はサラリーマンの比ではない。
もうそろそろドロップアウトしようかなと思っても、そんなに簡単に決断はできない。
何だか、自営業と言うと上手に節税して儲かるイメージがあるかも知れないが、少なくともそれは勘違いだ。
何だかんだ言っても、サラリーマンはよほどのことがない限り、定年まで給料を貰える。
自営業になって、18年とか経とうとしているが、いつ明日からの仕事が無くなるか、ずっと不安な状態だ。
有給休暇だってないし、健康保険も高い。
年金の掛金は少ないけど、それは受給金額も少ないし、年金の半分が企業負担とかうらやましい限りだ。
だったら、何で起業したのかと思われるかも知れない。
少なくとも、サラリーマンと違って会社が潰れて路頭に迷うことはないし、実力主義が性に合っているということになるか。