6場所の休場の後、最短2場所で十両に復帰できるのだと、よく言えば叱咤激励、悪く言えば煽っている人たちも少なからずいる。
蓋を開ければ、復帰後最初の場所は全勝優勝で、幕下になれた。
そして今場所では6番目で負けてしまった。
これで、来場所の十両昇格は消えた。
十両からは1場所15番取り組むが、それより下は7番しかとらない。
人数が多いから一人では7番しかとらないのだが、体力的にも関取の15番から比べれば随分と楽なはずだ。
幕下からすれば、怪我などの故障で陥落した元大関ではなく、不祥事で降りてきた現役大関同様の朝乃山は完全な格上。
幕下で朝乃山を倒した相手は大金星とも言える。
これで、今年最後の場所では全勝しなくてもある程度勝てれば十両になれるのか、やはりまだ全勝が条件なのか。
早く幕内上位での取組を見たいのは事実だが、大関復帰は少し高望みなのではないかと考える人も少なくない気がする。