優先順位

今、国会では旧統一教会と議員の癒着ばかりを争点にしている。
一方で円安はジワジワと進んで、150円を突破した。
年末までに相場は153円とも155円とも言われている。
その後は円高に振れていくとの見方だ。
理由は米国での物価抑制政策に対する市場の通貨流通を減少させるための金利の上昇はいずれは景気対策のために下降に転ずることで、円が買われるとの見方だ。
日銀は物価上昇は低金利による流通している通貨が多すぎることが原因ではなく、世界マクロでみた経済不安が原因だと見ていることは明らかだ。
政府だけでなく、野党も物価上昇に対しては、国債発行で捻出した予算をバラマキ政策で凌ごうという考えがミエミエだ。
本来、日銀と政府は独立した存在なので金利を決めるのは日銀の仕事で、政府がとやかく言う話ではない。
しかし、日銀総裁人事は実質政府が握っており、完全独立組織とは言い難い。
国会で円高について議論することは、意味のないことだとは思うが、マスコミもいつまで統一教会を煽るのか。ガッカリだ。