本末転倒

例えばあなたが企業経営していて、ITシステムを導入でしたとしよう。
システムを仮導入した時点でシステム処理時間が想定以上にかかることが解った。
システム会社に処理時間を速められないかと相談したら、御社の社員の数が多すぎるために時間がかかっていることが解りました。チューニングしてみますが、性能に満足できない場合は社員の減員などを検討してほしいと言われたらどうだろう。
今の国政はここまで単純な例ではないが、本末転倒な施策を行おうとしていないだろうか。
人口が減少していき、社会保障制度の維持には大幅な改革が必要になることは明白だったが、先送りにしてきて今に至る。
国債を発行すればよいなどと、いう政治評論家もいるが、彼らはなんの責任もとらない。
労働人口で扶養できる総人口がどれだけなのか。
産業構造の見直しも含めた施策をとらない政府が税金を増やそうとするのはまさに本末転倒で、労働しない人口が多すぎて国が回っていかないので、高齢者を減らすことを検討してほしいなんてことが、現実にならないとも限らない。