インフラの脆弱性

国鉄時代には、この程度の雪で電車が運行停止となるようなことはなかったと話すことがある。
今回の雪では、長時間停電となっている地域もある。
果たしてこれはインフラがかつてより脆弱になったことが原因なのだろうか。
正確に表現するならば、インフラの保守が脆弱になったのか、それとも保守性能を上回る自然災害の発生頻度が高まったのかがわからない。
日本において、自然の力には敵わないという畏怖が皆無とまでは言わないが希薄になっていることは否めない。
自然災害の発生頻度を下げるための努力は一国では敵わない。
果たして二酸化炭素の排出を少なくすれば、地球の温暖化が止まり、平均気温が徐々に下がるのか。
それまでの間、様々な産業が生き残れるとは思えない。
インフラ整備と保守向上は後回しにして、世界中で災害の少ない場所の奪い合いが起こることは無いとは言えない。