レオパルト2

ドイツ製の戦車で、ウクライナへの供与がされるのかで注目を集めた。
ドイツは日本と同じ、第二次世界大戦の敗戦国である。
ドイツは東西に分断され、統合がなったものの当時は大きな負荷となり国力が低下したというイメージが強かった。
敗戦後もドイツは独自の軍事産業をキチンと育て、現在世界で有数の高性能戦車を生産するに至っている。
日本は大戦当時には戦闘機の性能で大きなアドバンテージを持っていた。
物量で負けたが、1対1のドッグファイトでは世界一の性能を有していたと言われる。
敗戦で日本の航空機産業は解体され、日本は兵器を持たないのと同時に兵器を作らない国になった。
国防を支えるのは、海外製の兵器。
防衛力の強化に必要な費用は国内市場にはほとんど還元されない。
日本が防衛力を強化して潤うのは、海外の武器商人だけ。
織田信長は海外から伝来した鉄砲を自国生産し、日本の統一に大きく寄与した。
今の日本にはこの国を真の独立国とする度胸も、器量もない。
戦争を肯定するつもりはない。
だが、国防能力を高めるために自国の産業を育てないのは明らかな間違いだろう。
物理戦でも、情報戦でも買い物で済ませるのだから、いっそ全ての産業は海外に依存して、労働力の供給国として生き残ろうとでもしているのか。