アステラス製薬の社員が中国当局にスパイ容疑で拘束された。
具体的にどのような行為がスパイ容疑になったのか経緯の説明を求めると外務省幹部がコメントしているが、あくまで日本国内向けのやってますアピールのためのものであると信じたい。
諜報活動は多くの国で重罪であり、極刑もしくはそれと同等の処分が下される。
それを、何をしたからスパイ容疑なの?などと尋ねるのは、何が国の機密なの?と質問しているに等しい。
日本国内では、スパイ活動防止法が無い。
これを成立させようとすると、太平洋戦争戦時下での特高警察の再来だと大騒ぎされることは目に見えているからだ。
普通に中国で過ごしていたにも関わらず、スパイ容疑がかかるとすれば、国家機密が日常の中で簡単に目に入るということなので、それはそれでどうなの?という気もするが。
衛星写真が無かったころは、港や空港、工業地域で写真撮影するだけで、スパイ行為と見做されたらしいが、今でもそれに近いようなことがあるのだろうか。