大学定員数に関するルールの厳格化

大学に定員に対して在籍する学生が50%未満の定員割れ学部がある場合に、新しい学部の開設を許可しないようになる。
これの適用は2025年度からなので、駆込みで新規の学部開設が増えるだろう。
これについては、ネットでも少子化が進んでいるのに新しい学部や新しい大学が増えているのはおかしいと言う意見が多く流れている。
同時に、学歴神話にしがみつく親世代も批判されている。
では、現実問題として学歴による収入格差が無くなる日は来るのだろうか。
何だか大学ばかりがやり玉に上がっているが、義務教育だけを終えて働く者の賃金が自由教育を履修した者と同じ評価で賃金格差が無くなるようにならなければ、マヤカシだ。
生産年齢人口の定義は15歳から65歳までとなっている。
実際にこの数は少なくなる一方だが、現在の大学進学率を鑑みて、就職して働き出す人間の殆どが22歳からだと考えると労働人口はさらに少なくなる。
人口から適切な社会保障や食料自給率を考えるのか、運用可能な社会保障や食料自給率から、適切な人口を考えるのか。