県会議員が国政に対して何かできることなどないと書いたが、不勉強だった。
県議は意見書として、参議院、衆議院、内閣に対して要望を上げることができる。
ただし、これは県議会で賛成により可決されたものが対象となる。
どのような意見書を提出したのかはホームページなどでも確認することができる。
では、その意見書は誰が県議会に提出議案として上げるのか。
それは、各県会議員が行う。
議会議事の記録を見ればわかるが、意見書が可決されるのは、多数派となる政党のものだけで、それ以外の意見書は見事に否決される。
一方で少数政党は多数派の意見書に反対するが賛成多数でその意見書は可決される。
そうやって議会を通過した意見書だが、官僚が目を通して回答を作成。
担当大臣がサインして返される。
意見書が国政に反映されることなど奇跡でもない限りあり得ない。