全電力会社の中で、北陸電力の値上げ幅が42%と最大の値上げ幅だ。
地元では、このインパクトに対してあまり大騒ぎしていない感がある。
発電に必要な燃料費が高騰して、赤字になったことから、電気料金への転嫁された結果がこの値上げ幅になった。
電気料金を下げるために原子力発電所は有効な手段だが、北陸電力では原発が稼働していない。
原発廃炉へ向かうのが将来の必然なのであれば、原発を再稼働させずに電気料金値上げを粛々と受け入れるのは人として正しいことなのかも知れない。
やがて訪れる廃炉問題。
かかる費用は電力会社の管内で吸収することになるのだろうか?
となれば、今回値上げ幅の少なかった電力会社は20年ほどあとに来る廃炉の際にまとめてツケを払うことになる。
だが、廃炉を含む使用済燃料の処分にかかる費用は全国民に負担を求める形になる気がしてならない。