このブログでも何度か書いている。
本来は共助もあるのだが、日常生活において共助の概念というか必要性が存在しない人は増えている。
アパート単位でのゴミ収集などは、自助になるのだろうが、管理費や共益費の支払いにより、サービスを購入している。
地方都市では、移住者を求めて様々な施策を行っている。
主たるものが、住居の割安な提供と仕事の斡旋だろうか。
空家対策として、空家を移住者へ格安に提供を行っている自治体も多いだろう。
移住者にすれば経済的支援としてはありがたいことだとは思うが、実際に移住してきた人が快適に過ごせている地域というのは、移住者の人数がそれなりに多く、移住者同士のコミュニティがうまく形成されている場所だと想像する。
先住者たちの中に加わって、既定のルールに縛られるようなケースでは移住しようとする人も殆どいないだろう。
移り住んでくる人を望む地区というのは、完全な部外者ではなく、Uターンしてきた人など地縁のある人間を望む傾向は無いだろうか。
多くの人が望む共助とは、自分が本当に望むことだけで済ませたいのが本音なのだと思う。