岸田内閣の支持率がかなり下がっている。
そんな中で長崎と高知で衆議院と参議院の補欠選挙戦が行われている。
長崎の衆議院補選では自民党候補が一歩リード。
高知の参議院補選では野党候補がリードしているとのこと。
これだけ、政権支持率が低下すればどちらでも野党候補がリードしてもおかしくないのだが、そうならない。
つまり、政権に不満はあっても地元候補者を選ぶのならば、自民党候補となる人がどれだけ多いのかがわかる。
国会議員なんて雲の上の存在で活動なんて、大臣になるとかそんなことでしか見えてこない。
だけど、候補者を応援するのが市議会議員とかなので、普段の活動が見えていれば見えているほど、その人が応援するなら投票しようかとか、応援活動にも協力しようかとなるわけ。
人は、自分の好き嫌いに関わらずお金なり時間なりを投資したものへの執着が生まれる。
当然といえば当然だが、複数の候補者の活動に携わる人は今まで見たことがない。
休日の時間や平日の夜間の時間を誰かのために使うと、どうしてもその人を応援したくなる。
所謂、執着が生まれるので必然的に応援活動を手伝ったという事実が投票に結び付く。
なので、演説会や決起集会、事務所当番など、やたらと人員の動員にこだわる。
仮に、日本が国土防衛のために尖閣で軍事行動を起こした直後に選挙が行われたとしても、自衛隊の範疇でそれが行われるのならば政権政党の議席が壊滅的に失われることは無いだろう。
だが、そのために徴兵するとかになれば政権政党の議席数は壊滅的に失われることは間違いない。
結局、自分の生活に著しく不利益が生じれば政権に対してNOと言うがジワジワと発生する不利益に対してはYESとは言いづらいが、NOと言うほどでも無いと考える人が多いということだ。