高岡市長アメリカに行く、総括

高岡市長は市民からの200通以上の苦情、批判メールがあったにも関わらず、ビジネスクラスを使用しての渡航を強行した。
あらためて、苦情の理由にどのようなものがあったのか、記録しておきたい。
市民サービスの廃止をしてまで支出を削っているのに、何故渡航費用は増加するのか。
ここで、よく聞く市民サービスとは、市役所のエスカレーターの停止やコミュニティバスの廃止が上げられている。
個人的には、不燃物ゴミの回収用に無料配布していた、食品用プラスチックゴミを入れる袋を廃止して、各家庭で同等の大きさの透明か半透明の袋を準備しなければいけなくなったのも、市民サービスの削減だと考える。
百歩譲ってそれを実施するにしても、これまで無償配布していた袋の使用禁止を打ち出したことには理解できない。
確かに、無償配布の袋は希望者に配布されるので、家庭で袋を準備しなければならないとなったときに、無料の袋を大量に希望する人も出てくるだろう。
だが、それはあくまで想定であり、配布は残っている袋がなくなり次第中止して、袋の並行使用可能期間とすれば良かっただけのことだ。
しかも、使用できなくなった袋は回収するとしている。
回収した袋は処分費用がかかるし、ゴミ出しに使えないなら何か別の用途で使う家庭が多いだろう。
さて、肝心の米国渡航の成果だが、
英語学習の機会創出。
米国ホームセンターでの高岡市の製品販売。
産業展示会への高岡市の製品出品。
概ねこの3点が成果として報告されるだろう。
勿論、無形の効果もあるにはあるだろうが、そんなことは市民にとっては関係ない話だ。
納得できる形での成果だと認めるだけの報告ができないと考えられる場合、市民への報告はほとぼりが冷める頃に市民広報紙でひっそりと行われるのが定番なのだが、今回はどうだろうか。
むしろ、効果が高ければすぐにでもマスコミを通じてレポートが上げられる。
まぁせいぜい一週間以内に、市長と市議会議長の報告書が読みたいものだが、無理だった。