高岡市の訪米時のビジネスクラス利用について、マスコミからの質問を事実上拒絶した、角田市長。
一方でローカルニュース番組で自身のビジネスクラス利用に対してのコメントを求められ、自分は答える立場にないと言った市議会議長。
もはや、彼女にできることといえば、党本部からの指示通りのコメントに徹して両手で耳を塞ぐしか無いのだろう。
だが、苛烈な批判は外野の声から起きる可能性が高い。
厳しい外野の声は所詮自分の地域の問題でないのなら、好き放題言ってやれという気持ちから発せられることが多い。
そもそも、この訪米が必要だったのか?
勿論議会にかけられて、訪米もそれに関する予算も承認を得ているのだから、責任の一端は議会、ひいては決議を行った市議会にある。
ビジネスクラスを利用するとは思わなかったのか、ビジネスクラス利用を知っていて承認したのか。
ビジネスクラス利用を含めての承認であれば、説明責任は市議会として行うべき事案であり、市議会議長は答える立場にないのではなく、答えるべき立場の張本人なのだけれど、そんなことも理解できないのか。
議長が当番制であることは周知の事実であり、当人に拒否する権利が無いのだとしても、今回の訪米について議会が承認したのであればハッキリとその事を答えるのが議長の責任だと思うし、訪米に関して市議会の代表として市長に帯同した理由があるはずで、市長の現地での活動について市民へ報告義務があるとまともな市民ならば考えている。
外野の声では上がりにくいこともある。
大規模な財政赤字に陥った市政に関しても市議会の責任は大きい。
誰かがメクラ判子で承認するという仕組みが必要だから市議会が存在するのならば、オンラインでの市民投票の仕組みができれば良いだけだが、そうなると参加できない人が出てくるという間抜けだが、一般人を黙らせる力のある正論を振りかざすのだろうな。
しかし、一番責任があるのはそんな議員を当選させている市民。
今回のことで、市の支出が増えた責任は市民にある。
市長いわく、種を蒔いた結果、なんの実りもなく1000万の無駄な費用になってしまったとすれば、全市民一人あたり80円ほどの税金が無駄になったわけだけれど、市長にすれば一人あたり80円くらいでガタガタ言うなと思っているのかも知れない。